ピロリ菌 テーラーメード治療
について抗生物質によるピロリ菌除菌治療は耐性菌などの影響で、
除菌率は低下傾向にある。
浜松医科大付属病院(浜松市東区)は2010年8月30日から、
ピロリ菌除菌・検査を行う専門外来を始めた。
患者の胃粘膜、胃液を調べて、患者のピロリ菌の遺伝子型
を検査、 耐性や薬の代謝速度を考慮に入れて薬の投与量を
変えるテーラーメード療法を行っている。
通常70%だった除菌率を、3年間で除菌率98%まで上がって
いる。(症例数120人余り)
「CYP2C19遺伝子多型に基づくテーラーメードの
ヘリコバクター・ピロリ除菌療法」として、先進医療にも認められ
ました。
クラリスロマイシンが効かない耐性菌が現れたり、
プロトンポンプ阻害薬(PPI)を分解する能力(代謝)
が体質的に高い人がいて、抗生物質の作用が早く失われて
しまう場合に、内視鏡で患者の胃粘膜の一部を採取し、
阻害薬の代謝が速いかどうかを遺伝子検査し、代謝が速い
人は、使用するPPIの投与量や方法を見直したり、別の
制酸薬であるH2阻害薬を使うなどの方針で除菌に臨むことが
できます。同大学では、昨年約70人の患者に対して、この方法
を利用した除菌を行いましたが、失敗は1例もありませんでした。
これはテーラーメード医療(オーダーメード医療、個別化医療)と
呼び、遺伝子解析技術の進歩により、最近注目されるように
なりました。